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2007年06月13日

こんなことないですか。最近急にPCが重い。



 最近、ある友人がパソコンの調子が悪いと言ってきた。

 パソコンの電源を入れると、マウスポインタが仕事中の形になり、いつまでたってもそれが終わらず、どんなキーを押しても、何かのアプリケーションのアイコンをクリックして起動しようとしても、何も反応がなくなってしまう。いわゆるフリーズ(凍結)状態になってしまう。
 
 場合によると、反応がないと思って、アプリケーションのアイコンを何度かクリックしたりすると、何分も経ってから、急に同じアプリケーションがいくつも起動されて、次々開いてきたりする。

 起動するたびに、こんなフリーズ状態になり、もう使えなくなってしまった。

 その友人は、数日の間にどうしてもそのパソコンでしなければならない仕事があり、しかもデータがそのパソコンに入っているので、困り果てていた。

 調べてみると、あるプロセス(パソコンの中の仕事の単位)のCPU使用率が100%になっていた。
 しようがないので、そのプロセスを殺すと、普段とおり様子で使えるようになった。

 しかし、電源を入れなおすと、また同じ状態になってしまうので、そのプロセスを殺した上で、電源を入れっぱなしにして使ってもらうことで、応急の処置とした。

 あとで、じっくり調べるとあちこちで同じようなことが起こっていることがわかってきた。

 ある場合には、上に書いたような状態になり、ほとんど使えない状態になってしまう。
 また、別の場合には、そういう状態が数回(電源を入れるたびに)起こり、そのあとは以前と同じように使えるようになる。(今までより少し重くなったような気がする場合もある)。

 また、ある場合には、ぜんぜんそんなことは経験せず今までとおり問題なく使えている。

 この原因は、マイクロソフトの自動更新にある。
 (自動更新とは、インターネットを通じて、各種のソフトウエアを最新のものに自動的に更新することをいう)
 電源を入れたタイミングで、マイクロソフトのOS(Windows)の自動更新をしようとして、その作業でCPUを100%使ってしまい、ほかの作業が何もできなくなってしまうのだ。
 CPUの性能が十分高いときは、ちょっと重くなった気がするが、それが終われば以前と同じように使えるようになるのだが、CPUの性能が低い場合は、その自動更新だけで精一杯になり、いつまで経っても終わらず、最悪の場合は、終わらないので電源を切ると、次回の起動時にも同じことになり、いつまででも解決しないことになる。

 これは、どうもすべてのPCに起こるわけではなく、起こらない場合もあるらしい。
 また、自動更新をしないようにしてあったり、インターネットにつないでなければ、もちろん何も起こらない。

 マイクロソフトも、この事態に気づき対策をとっているので、最近は起こらなくなっているようだ。
 だいたい、この5月6月に起こっている話である。

 最近は、ほとんどのパソコンがインターネットに常時接続している。
 マイクロソフトだけでなく、いろんなソフトウエアメーカーがこの状況を利用して、ソフトウエアの自動更新を行っている。メーカーによってはライブアップデートなどの名前をつけていることもある。

 これは、利用者が意識しないうちに、ソフトウエアの不備が修正されたり、機能が改善されたりして、本来はいいことかも知れないが、十分テストされていない状態で自動更新されたりしたら、大変迷惑なことになる。

 そうしたことによる結果が重大であることをソフトウエアメーカーは意識して、慎重に行ってほしいものだが、先のマイクロソフトのケースでも、当初マイクロソフトのホームページでは、レアケース的な扱いになっていた。

 悪意がなくても、これなのだから、もしどこかのメーカーが悪意を持ったりしたら恐ろしいことになる。

  

 


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この記事へのコメント
この現象、1ヶ月ほど前に会社で大騒ぎになりましたよ。
更新に30分もかかるのでみんな途中でキャンセルしてしまうんです。
しかも完了させるまではまともにパソコンが動かない。
何十メガもの更新を必要とするような未完成なOSを
高値で売り付けるんですからMSも儲かって仕方がないんでしょうね。
Posted by もぐちゃ at 2007年06月13日 09:40
 もぐちゃさん、こんにちは。
 自動更新されるソフトウエアの修正(パッチとかホットフィックスなどとも呼びます)が完全なものとは信用できないので、PCを何台も使っている会社では、自動更新を無効にして(しかも管理者でなくては有効にできないようにロックして)、情報担当者が修正による問題が発生しないかの確認を終えてから、修正を適用するようにしている場合も多いようです。
 WindowsXPのSP2が出たときには、IBMがしばらくそれを適用しなかった話は有名です。

 個人の場合でも、可能ならば修正内容を判断して、セキュリティなどで緊急性のあるもの以外はしばらく様子をみてから自分で適用するほうがいいですよね。
 でも、ほかにやることがあるので、そんなことに時間を割くこともいやだし、別にパソコンの専門家になりたいわけでもないので、困ったことですよね。身近にパソコンに詳しい人でもいればいいが、そんな人ばかりではないし...
 困った問題です。
Posted by ミシェル at 2007年06月13日 11:04
なるほど、自動更新を切るのをデフォにしている会社もあるのですね。
確か以前は手動更新だったはずなのですが、
更新しなさいという指示が出てもみんなやらないので
自動でロックしちゃったみたいですね。
なるほど、情報システムの努力次第で防げたかもしれないトラブルだったんですね。
企業の質が問われる話ですねぇ。
Posted by もぐちゃ at 2007年06月13日 12:11
ぢぢのではそうでもないのですが、ババのパソコンで最近類似のケースがよくおこります。
機種にもよるのでしょうjか? ワカリマセン。
自動更新をOFFにする選択肢もあるのですね。
ありがとうございました。


写真の花は、ネモフィラ かと思います。
背景の葉は、この花の葉ではないですよね。
できれば、フォトラバお願いします。
Posted by ぢぢばば at 2007年06月13日 16:02
 ぢぢばばさん、こんにちは。
 この花の写真は、ちょっと前に撮ったもので、どういうシチュエーションで写したのか、まだ思い出せていないのです。
 と言うわけで、何のコメントも付けずに掲載しました。
 その上、記事にも関係ないのに、文字ばかりだとさびしいので、載せたしだいです...
 もう少し大きい写真でしたが、トリミングしましたので、後ろの葉は別の植物のものかもしれません。
Posted by ミシェル at 2007年06月13日 17:02
フォトラバ ありがとうございました。

ぢぢは、記事内容にも、花の写真にもひきつけられました。 
お手数をおかけしました。
Posted by ぢぢばば at 2007年06月13日 17:37
あった!あった!あたいもすんごく重くなって、ってよりカメさんよりスロ~になって問い合わせたらやっぱマイクロソフトの自動更新が原因だって言われたよ~!
なんかさ~自動更新しとかないと不安だって気があって、やっぱ自分のPCに必要な物は自分の判断でやったほうがいいんだよね!
そのためには自分のPCのことぐらいちゃんと勉強してわからなくっちゃね!
Posted by ここほれにゃ at 2007年06月16日 00:48
 ここほれにゃさん、こんにちは。
 マイクロソフトのせいで大勢の人が迷惑したようですね。
 WindowsXPも、SP2になってから使い勝手が大きく変わりました。セキュリティ対策の強化を目玉にしていますが、自動更新やファイアーウォール、ウイルス対策のソフトが入っていなかったり、無効にしてあると、メッセージでうるさく注意喚起してきます。
 また、インターネットエクスプローラ(IE)も、自動配布でIE7に更新されるらしいですが、IE7では、ポップアップのブロックなどで、今まで普通に見えていたHPでも、うるさく注意喚起、確認応答を求めてきます。
 確かにネットの世界は危険ですが、もっとスマートに対処できる方法は考案できないのかなと思う今日この頃です。
Posted by ミシェル at 2007年06月16日 10:40
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プロフィール
ミシェル
ミシェル
ターキシュアンゴラです。 体の毛の色は純白、耳の辺りはピンク色です。 もうすぐ4歳です。(2006年1月生まれ) 好きなことは、昼寝、爪とぎ、障子破り。 趣味は障子の桟でジャングルジム遊びをすること。ケーブルの噛み切りと屋外への脱走の情熱は冷め気味。
好きな作曲家は、ボルフガング・アマデウス・モーツアルト。 特に好きな曲は、ピアノ協奏曲22番、23番。クラリネット協奏曲は聴きすぎて、ちょっと食傷気味になってしまった。 ヴィヤニエフスキーのヴィオリン協奏曲2番(五嶋みどり演奏)も時々聴きます。
おりにふれ、また見てみたいなと思う映画は、やはり「スタンドバイミー」かな。ベン・E・キングの歌がとてもいい。
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