2007年07月06日

旅の記録 水戸市河和田・報佛寺

 2005年5月10日 西念寺から 水戸市河和田 報佛寺に

 西念寺の境内を出て、車を反転させ国道に向かう。通称「見返りの橋」といわれている太鼓橋の前に車を止める。伝えでは、親鸞聖人が稲田を跡に京都に向かう(これ以降関東には2度と足を向けることはない)際に振り返った橋とのこと。いくらなんでもこんな石橋がその当時のものとは誰も思いもしないだろが、せめて木造の橋であってほしい。とはいえ、国道のすぐ横だから、木造ではすぐに腐ってしまうかもしれないな。(気の橋は、別のところにあると後で知る)

見返橋
 ここで写真を撮る。一人だから、手を伸ばして自分に向ける。ひん曲がった顔は自分でもいやになる。
  (掲載の写真は、公序良俗に反する可能性があるので、私の顔はカット。  = うそです。 顔のないものを掲載しました。 )

 車を国道に戻す。ここからは国道50号線を延々と走るだけだ。途中笠間市中心部近くを通るが、前回はこの笠間市にある笠間稲荷(何でも三大稲荷のひとつとか書かれていたが、京都の伏見稲荷のほかは、いろいろ説があるものだ。)そんなことを思い出しながら、通過した。


 報佛寺 (水戸市河和田)

報佛寺
 親鸞聖人の口伝を書き記したという「歎異抄」の作者といわれている唯円の報佛寺は現在の国道50号線から少し入ったところで、河和田というところにある。国道50号線の河和田インターがこれまたわからない。地図を見ても、インターネットのMapFanの地図を見てもインターの名前がわからない。これは前回も同様で、道に迷った。今回も前回と同じ轍を踏んでしまった。前回と全く同じインターで降りたようで、同じコースをまた走っている。それでも少しは前の印象から、迷いながらも何とか到着することができた。
 
 門前の駐車場と思しきところに車を止めた。前回は、ここから中に入ることができなかったのだ。というのは改修中ではいることができなかったのだ。だから、前回はあきらめて帰ろうとしたらお隣にお蕎麦屋さんがあって、そこで昼食にした。大変においしかったし、家内は蕎麦掻をはじめて食べて喜んだと記憶している。
そのお蕎麦屋さんは、今日はまだ開いていないか、お休みのようだ。

そうした過去の記憶は別にして今日は中に入る。入り口に「河和田城址」という看板がある。少々気になるところだ。

車を止めたとき、私の前に駐車した車が2台あるが、この車はどうも墓参りにこられた檀家の方のようだ。2台に分散した数人の方が、献花を手にして中に入っていかれた。私が門の写真などを撮って少し遅れて中に入ると、その人々は手桶に水を入れて墓のほうに向かっておいでになる。

正面に新しい、きれいな本堂があるが、季節的なもんだいなのか、まだ障子が閉められたままになっている。本堂の右方向が庫裏なのだろう。数人の方がお茶を飲みながら歓談されている。私はそちらに向かっておき、縁側に腰を下ろしている女性に声をかける。

「名古屋から来たのですが、中を見せていただけるでしょうか?」
女性は、にこやかに「どうぞ」と答えられ、玄関のほうに回られた。そして、玄関を開き、私を招き入れてくださった。女性は、住職の奥様(一般的に「坊守」通称「お庫裏さん=名古屋近辺独特の表現」)とのことだ。
  (後のお話の中で、嫁いで25年と語られた、私が計算するお年よりもお若く見えたが。)
 先にたって本道に導いてくださる。とにかくきれいな建物だ。専修寺の庫裏がかなり老朽化していた印象があるから、そのギャップを感じざるを得ないわけだ。

 本道に入った。ため息が出るくらいにキンキラキンである。新しいということは、こうしたことかも。
本尊の前に正座し、手を合わせた。これは、寺参りのエチケットである。私の場合には、仏像の前では必ず手を合わせる。

** 次回は、報佛寺から筑波山麓経由で 茨城県下妻市を目指します。

**
過去の記録
 2005年5月9日
  名古屋から軽井沢 その1
  名古屋から軽井沢 その2
  軽井沢から達磨寺
  達磨寺から高崎・前橋
  前橋から専修寺 R50号線
  栃木県真岡市で宿泊
 2005年5月10日
  栃木県二宮町の朝
  朝のお勤め 高田・専修寺
  高田・専修寺 その2
  稲田・西念寺

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 トップの写真は、我が家の庭で、鳥達につつかれ実もなくなり枯れ果てた柿の枝です。人生も同じで、仕事仕事で突き回されてここまで来て、落ち着いたら、だんだん枯れていくんだという思いです。  
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