化石の戯言

　朝日と夕日はどっちがきれい？
　海から出てくる朝日と、海に沈んでいく夕日とどっちがきれいだろう。

海から出てくる朝日は、
　昔々、もう３５年位前に、新宮で、熊野川の堤防に立ち、
　熊野川の河口の先の海から上がってくる朝日を見たことがある。
　何時間かけて見たのか記憶が乏しいが、
　暗かった周りが、だんだん明るくなっても
　　太陽自身はなかなか出てこない。
　　海から出た瞬間に全く風景が変わったことだけは覚えている。
　ほとんど瞬間的に周りが金色になったような気がした。
　　その時はなぜかカメラを持っていかなかったのだ。
　　だから、記憶だけしか残っていない。

それに引き換え、海に沈む夕日は、
　　なかなかいいものにお目にかかれない。
　　初めて見たのは萩のホテルで。
　　　その日は天気が悪く雨模様だったのだが、
　　　風呂上りに外を見たら、
　　　　雲と海の岩の間に夕日が沈むところだった。
　　　写真はきれいに取れていない。
　　　　タイミングが悪かったから。

　ここ数年何回も新潟県の上越に行っている。
　　そこで、必ず夕方海辺にたつことにしている。
　　そして、夕日を見ようとしている。
　雨にたたられることが多く
　　なかなか見ることができなかったのだが、
　　昨年と今年は、写真を撮った。
　　　しかし、きれいじゃぁない。
　　なかなかいいタイミングでは取れないようだ。

地図はこちら

　下の写真は、昨年と、今年取ったもの。

2005 親鸞流罪・上陸の地・居多ヶ浜


2006 親鸞聖人上陸記念堂


2006 親鸞流罪・上陸の地・居多ヶ浜