化石の戯言

　第3日　北国街道・１９号を走る　　その11
　　　　上越から長野 長野市街地を通過する

　車は南を向いているようだ。町の中に入り込んでいる。またお腹の調子が変だ。どこかに入り込まないといけなくなった。しかし、このあたりに土地勘はまったくない。どうしよう・・・　と頭の中で、とは言うものの解決できるわけではない。

　ある信号で、何故か右に折れた。道はすこし登り加減。ん？大丈夫か。体がだんだん大丈夫でなくなってきているぞ。心配しながら走っていると左にJASCOの看板が。助かった。かなり古い店のように思うが、それにしても、あぁまた導かれた。お蔭様。
　もともと車での来店に重きを置いた設計ではないのだろう、ちょっとわかりにくい駐車場に車を入れ、店の中に入る。確かに、今現在の店舗ではない。かなり前の立て方、店舗の構えだ。トイレの場所もわかりづらく店員さんに教えてもらった。

　トイレを拝借した御礼ということではないが、走りながら飲むものを買い込で車に戻った。元の道に戻り、西に向いて走る。しばらくするとなんかごちゃごっちゃした印象の信号交差点に来た。善光寺に向かう道とそれをはずす道。善光寺に向かう道は細い感じがする。昨年はやはり体調を崩しながらも善光寺に参り、びんずる尊者のお腹に触ってそのあと難無きを得たのだが、今年は善光寺による予定はしていない。今年は松本の市内を歩こうと思っているからだ。



　善光寺を外れる道に曲がる。道なりに走っていくと途中から分離帯のある広い道になった。そして国道１９号線の交差点で右折した。これで目的の松本に行く国道19号線に乗ったことになる、
　国道19号線の上り勾配を西に向かうと、突き当りが長野県庁だ。さすがこのあたりは交通量が多い。県庁舎を右に見ながら左折して南に向かう。

　昨年は、長野駅に行ったおかげでこの近くを一回りして出てきた国道。19号と117号が同じ道を走っているところだ。117号線はこのまま直進。19号線は右折して細い道に入る。この交差点は気をつけないと、通り過ぎてしまいそうだ。昨年の経験があるのでセンター側を走り、無事19号線をそのまま走る。昨年のように変なトラックに追っかけられることもなく、のんびりと走ることができそうだ、

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