2009年03月20日

奈良東大寺二月堂お水取り

奈良東大寺二月堂お水取り

3月14日(土)に、お水取り最終日を見学しました。





午後5時30分頃の風景です。
雰囲気だけでも味わうことができればよいということが目的でした。石灯籠が視界の一部をさえぎるのですが、十分堪能(たんのう)しました。
2メートル50センチぐらいあるような大きな火の玉が順番に向こう側にある階段を上がってきて、最後に10個並びます。それは子どもの頃に映画で見た妖怪大作戦の人魂(ひとだま)のようでした。炎の玉が回転すると、無数の火の粉が暗闇に舞い上がり、舞い落ちてきます。花火のように美しかった。細かな雪が舞うことを風花(かざはな)といいますが、火の粉が粉雪(こなゆき)のように真っ暗な闇に散りばめられます。





いつものように写真はうまく撮れていません。

わたしは、お水取りについていくつかの誤解をしていました。
お水取りは、3月のとある1日だけしか開催されない。そして、開催時刻は、深夜1時とか2時である。
 -3月1日から14日までの毎日開催されていました。そのうちの1日のみ(12日)が深夜で、他は午後7時開始、わたしが見学した最終日は、午後6時30分開始でした。

最終日の土曜日であり大変混雑していました。いい場所をとるためには、1時間半から2時間前には来た方がよさそうです。
寒いこともあって、私の場合は、じっと立って待つことは1時間が限界です。次回は平日に訪れたい。左横にいたグループのおばあさんが、お参りはつらいよとぽつりとこぼしました。翌日、その言葉を思い出して、生きることはつらいよと解釈しました。

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