2009年05月21日

初めての川越市(埼玉県) 8

 お寺を出てもとのお菓子屋さんの通りに戻った。少し北に行くと西に入る道があり、ここも駄菓子屋さんがたくさん並んでいる。観光客が、麩菓子みたいな大きな菓子をたくさん袋に入れて歩いている。いまどきは、こうしたものを売っているところが少ないのだろうな。
 それを横目に見て通りを突っ切って、バス通りに出たところを左折して西に向かう。橋の手前で左折するとお寺がある。
 左の写真は、その寺に入った正面にある阿弥陀仏だ。この寺は浄土宗の寺。前にも浄土宗の寺があったが、ここも浄土宗。川越では浄土真宗系の寺に当たらなかった。
 ネット検索で知ったことは、川越は交通の要所であったことで、幕府の管轄下にあったようだ。ということは徳川家の援助を受けていた浄土宗が主たる宗派だったのかもしれない。
 『川越城』という城があり碁盤の目に区画整理されているところを見ると、このあたりに寺が多いのは、ひょっとしたら『寺町』としてまとめられているのかもしれない。
 この寺の阿弥陀仏の周りはこのあたりの住民、檀家さんの墓と思われるものがたくさんある墓地になっている。
 右の写真は、境内にある法然上人幼少(「勢至丸」)の姿だそうです。京都・知恩院の幼稚園にもこんなのありました。孫の行っていた幼稚園には教室に「勢至丸」の額がありました。)
 この寺には、私のほか誰も来ていないよ。

 寺を出て地図を見るとバス通りの北側にもいくつかの寺がある。バス通りを渡って北に上がってみた。寺はあったのだが、どうも私が思い描く寺とは違って、どこも中に入るのを拒否しているかのように思える。写真もたいしたことはないので割愛。
 地図ではこれの東に少し大きな寺がある。ところがその寺(広済寺)に抜ける道が分からない。しょうがないのでバス通りに戻って『札の辻』に戻り北上し、そのままいけばいいものを知らないから寺の裏に回ってしまったらこれまた入り口がなくって一回りすることに。知らない土地は疲れる。


 この寺の中に鳥居がある。どうもこの川越の町は、神仏混淆の名残があちこちにあるのかもしれない。明治の神仏の分離政策に巻き込まれなかったというのだろうか?


 門の右手に縄でぐるぐる巻きにされた石仏がる。名前を「しわぶきばば」というのだそうで、何でも縄で縛って願をかけると、呼吸器系の病気に効果があるということです。呼吸器系疾患を抱える私としては、是非とも縄を巻きたかったが、残念持ってないよぉ。


 こうして、いくつか寺を見ながら肝心な、一番見なければいけない『喜多院』を見ないで帰ってきてしまった。もったいないねぇ、おばかな私。
 突然に行きたくなるものではないですなぁ。。。



**
 『寺町』は、京都の『寺町筋』が有名だが、これは私の知るところでは、都市計画の好きだった豊臣秀吉が聚楽第を城として京都を区画整理したときに形成したり、大阪城築城に際して寺町通りに寺を集めいているが、江戸時代になって城下町を作る際には手本とされたもののようで、いろんな城下町の多くに取り入れられている。

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