2010年05月01日

名古屋を歩く 米野から太閤、名駅へ 2

 金山神社を通りぬけて、本殿の後ろ(北側)の出入り口から外に出る。このあたりは戦争で焼けなかったのだろう、昔のままの古い家並みがひしめいている感じがする。歩く道は迷路のように、つまり碁盤の目には正確にはなっていない。
 ということで、なんとか北を向いて歩いているとは思うけど、実際にはどっちの方角を向いているかは定かではなく、どのあたりにいるのかすらわからない。天気が悪かったり、夜だったら多分道に迷っているのではないかと思う。
 
 うろうろ歩いていたら幼稚園があった。そしてその幼稚園にはこいのぼりが。そうだよなぁ、明日(歩いている当日の翌日)はもう5月だものなぁ。最近、街中では大きな鯉のぼりを見ることがすくなくなった。鯉のぼりをたてるだけの大きな庭が少ないということか、マンションでは小さいのしか上げられないしなぁ。。
 我が家では、昔鯉のぼりをたてたけど、今は無理になった。あの当時はまだ描きの木が大きくなかったから。今は下記の木が大きくなりすぎて竿を立てることが難しくなっている。おそらく多くの家がそんなのかもしれない。

 その幼稚園の横を通り過ぎて北に上がったところで、どのくらい行ったのか分からないが、なんとなく左を見たらお寺が見えるので、導かれるように西に足を向けた。そしてお寺の手前に小さい祠があり、お年を召した女性が何かをされている。
 白玉龍神とある火災予防を祈願したのか、雨乞いのためのものなのだろうか。名古屋には結構龍神社がある。ここはこれまで見た龍神社のように大きなものではないのだが…
 写真をよく見てもらうと、石柱の左に人の名前が見える。もうかなり以前に亡くなられた高名な政治家の名前である。彼の地盤は中村区だから、活躍当時に建てられら掲示板のようである。

 このあとは、どこをどう歩いたことやら。昔は商店街だっただろうと思われる通りも通り過ぎた。今は斜ったを下している店がほとんどだけど、みんな巨大資本のショッピングセンターに売り上げを奪われ、後継者を育てることができないことで、店を閉ざさざるを得なくなってしまっているということと、時代の流れで売るものがなくなってしまった店もいくつかある。それに、周りが高齢化して、人が買い物をしなくなっていることも原因なのかもしれない。
 私の実家も周りもそうした時代の流れには勝てず、昔はたくさんのお店があったが、今は店として完全に営業しているのは3件になった。昨年ひとつが長年の営業をやめた店もある。みんな後継者がいないから。今営業している店も数年後にはなくなることだろうと思う。
 営業することもなく、後継者の住人がいないところは、多くが駐車場に変わっていくが、さみしい限りだと思う。

 さて、この先は笹島から西に延びる広小路通りの延長を北にわたる。
 昔、昔、(私が小学校就学前、60年以上も昔の話)私の義理の祖父とこの近くに来たことがあるが、祖父は何と言って私を誘いだしたか? 
 それは、「広小路に連れて行ってやる」だった。そうだよなぁ、広小路の延長だものなぁ。市電も走っていたしなぁ。。。嘘ではなかったけど、なんとなくだまされたような。。

 その広小路を北に渡ったのは、その昔笈瀬川が流れていたあたりだったかも知れない。
 

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