2023年03月09日

福岡県博多櫛田神社(はかた・くしだじんしゃ)

福岡県博多櫛田神社(はかた・くしだじんしゃ)

 前回訪れたのは、たぶんもう二十年以上前のことです。
 もう記憶が薄らいでいます。
 そのときは、境内(けいだい)に大相撲の力士が持ち上げたというような大きな石がありました。
 横綱・大関の名前が表示してあった記憶です。



 いい雰囲気でした。
 外国からのお客さんの姿も目立ちます。
 お着物姿の日本人女性も多い。



 屋根の下に『風神・雷神さま』がおられます。
 次におられますのが『雷神さま』です。
 正面に向かって、左側におられます。



 正面に向かって右側におられるのが『風神さま』です。
 雷神に向かって、『あっかんべー』をしているそうです。
 雷神が暴風雨を起こそうぜと風神を誘っているのですが、風神は『やーだよ』と意思表示をしているそうです。人間関係といっしょで、神さま関係にもいろいろあるごようすです。



 お祭り(博多山笠)の飾りです。
 二十年以上前に来たときの飾りは『決闘巌流島(がんりゅうじま)』でした。
 宮本武蔵と佐々木小次郎による巌流島の決闘シーンでした。
 今回は、次の写真が『義経千本桜』です。



 そして、もうひとつありました。
 次の写真は『怪童金太郎』です。
 写真撮影はにがてで、へたくそなので、わかりにくくてすいません。
 もっと近づけばよかった。







 お馬さんの銅像です。



 牛さんの銅像です。
 写真をながめていたら思い出したことがあります。
 たしか、滋賀県比叡山延暦寺(えんりゃくじ)の入口付近にも牛さんの像がありました。
 お寺さんと牛って関係があるのでしょうなあ。



 近くにあった『博多町屋ふるさと館』に入って、ゆっくり見学させてもらいました。
 博多山笠のようすについて、メガネのようなゴーグルをかけて映像を見ました。また、スクリーンの映像も見ました。博多弁講座とか、昔の生活をのぞくようなところもありました。
 展示の入口付近に年表がありました。
 たまたま前日に、福岡県飯塚市にある歴史資料館を見学したのですが、同館と同様に『西暦57年 魏志倭人伝(ぎしわじんでん。奴国(なこく。日本)が後漢に使いを送る。後漢が奴国に「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)という金印を贈る(福岡県志賀島(しかのしま)で発見』とか『西暦239年 卑弥呼が(ひみこが)魏(ぎ)に使いを送る。魏志倭人伝(ぎしわじんでん。魏志倭人伝は、読んだことがありますが、意外に長い文章だったので驚きました)』のことが書いてあり縁を感じました。福岡県は海を越えた大陸と交流がある古代からの歴史がある地域です。

 櫛田神社を見学したあと、おなかがすいていたので、近くのうどん屋で定食を食べました。
 そのあと、博多駅まで歩いて、列車内での夕食代わりの駅弁を買って、新幹線に乗りました。
 博多駅は、ものすごい人出で驚きました。
 去年の晩秋に、宮城県を旅行したのですが、東北の大都会である仙台市仙台駅周辺での人の多さに驚きましたが、九州の都である博多駅はさらに人が多い。
 されど、この日、新幹線で下車した名古屋駅は、夜7時半ごろでしたが、博多駅よりももっと人が多かった。びっくりしました。
 これだけおおぜいの人が動いているということは、たくさんのお金が動いているということです。
 なんだかんだといいながらも、日本の経済力のパワーは強い。

 駅ごとに人の雰囲気が異なります。名古屋駅は、人は多いけれど地味です。みんなが同じような雰囲気で淡々と移動しています。まあ、車の街ですから、個性的な人は、車で移動をしている人が多いこともあるのでしょう。
 いっぽう、博多駅を流れていく人たちには、勢いがあります。
 個々が、文化的な雰囲気をまとっておられます。
 『華(はな)』があります。
 スポーツ選手とかタレントさんみたいな人もいます。
 ファッショナブル(おしゃれ)であったり、国際的であったりもします。
 ここにいるとなにか楽しいことがありそうだという期待感があるのが博多駅です。

(その後の追記 博多べい)

 写真を整理していたら櫛田神社の境内(けいだい)にあった写真で『博多べい』が出てきたので追加することにしました。
 豊臣秀吉の意向で、黒田官兵衛と石田三成が博多にこの塀をつくったそうです。
 写真を見て、愛知県名古屋市熱田区にある熱田神宮に『信長塀(のぶながべい)』という塀があることを思い出したのです。
 織田信長は、今川義元との桶狭間の合戦(おけはざまのかっせん)の前に、熱田神宮で勝利祈願をしています。祈願どおり勝利がかなったので、お礼として熱田神宮に『塀』を寄進したのです。
 そのことを思い出して、戦国時代の武将たちにとって『塀』というのは、ずいぶん思い入れがある物体だったのだなと妙な解釈をした次第です。




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